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2011.07.08更新

日本ヒューレット・パッカード代表取締役社長・執行役員 小出伸一氏の
講演会が開催されました

5月26日(木)、ガウチャー記念礼拝堂で、進路・就職センター主催の全学部生を対象とした講演会が開催され、日本ヒューレット・パッカード株式会社の代表取締役社長・執行役員を務める小出伸一氏(本学経済学部1981年卒)の講演会が開催されました。

小出伸一氏は「時代が変わっていくなか、自分の暖簾(のれん)で勝負しなければならない!」というテーマでお話をされました。就職活動中のためスーツ姿の4年生や、就職活動に不安を抱いている3年生など、多くの学生が参加していました。

小出氏は「時代の変化とともにこれから成長する企業と衰退していく企業を区別していかなければならない」と語りました。そしてガウチャー記念礼拝堂に集まった多くの学生が、「国籍、企業、場所を問わず、一定期間、目的を同じくするあるプロジェクトメンバーとしてコラボレーションすることが重要だ」と熱く語る小出氏のお話に魅了されているようでした。

小出氏は1981年に日本アイ・ビー・エム株式会社に入社した当時と比較すると、企業の採用方式は大きく変わったといいます。それに伴い、求められる社会人としてネットワークを広げることが大事であること、日本だけではなく世界で活躍できる人材になることを意識しながら就職活動をしてほしいと、青学生にメッセージを送ってくださいました。

小出氏は、また、「やるべきこと」、「やりたいこと」、「できること」という三つの観点から常に考えてほしいと話されました。それに関連して、何歳に何をやりたいかを考えながら人生設計をしてほしい、とのメッセージを出席した学生全員に贈りました。

また、成長の可能性がある企業、自身の市場価値を高められる企業を選び、その企業のビジョン・企業理念に共感でき、正しい情報を選び取る力を学生時代に身につけることが重要であるとも述べていました。企業側もその会社に合う人材を選ぶように、学生も自分の成長につながる会社、自分の価値観や生き方に合った会社を選ぶということが重要だとお話されました。

 

小出社長の講演会に出席して
今現在、4年生の私は就職活動を通じて自分の将来について不安を抱いていましたが、この講演会を聴いていくうちにその不安は少しずつ消えていきました。それは自分の暖簾で勝負すれば、必ずいい結果が出るとのお話を聞いたからです。また、外国人留学生である私にとって、国籍や年齢という壁がなくなっていくことはいいことだと思いました。小出社長の講演を聞きながら、「自分ができること、やるべきこと、そして、やりたいこと」に結び付けていくことが大事だと思いました。小出氏は「仕事は自分の可能性を広げるステージである」、「グローバルでインターナショナルな人になってほしい」と語っていたことが、いまも、私の心のなかに強く残っています。
経済学部の先輩である小出社長が世界を舞台に活躍されていることに感銘を受け、いつの日か、私もこうした講演会に招待される人材になりたいと思いました。

 

(文:JeongHun Y、写真:進路・就職センター)