学部案内

学部長メッセージ(過去分)

cool heads but warm hearts(冷静な頭脳と温かい心情)

department_img04いま、私たちの社会生活は、様々な問題に直面し、それをどう解決すべきか混迷しています。少子高齢化、社会保障制度の維持・財政赤字、貧困・経済格差、雇用・失業、産業空洞化・地域社会の疲弊、地球的規模の環境問題、国際的な金融問題など、私たちを取り巻く諸問題に対する解決策を見出すには、経済学は有効な学問の一つです。時々刻々変転する個々の経済的活動が相互に影響し合う複雑な経済社会を、人々のためにコントロールすることが、経済学の役割と言えましょう。

本学の経済学部では、こうした現実的な諸問題と政策的な課題に対応するための「知性を培う場」として、伝統的な経済学科と、斬新な現代経済デザイン学科の二つの学科を設けています。経済学科では、家計・企業・政府を取り巻く国内外の経済問題を「市場」が果たす役割と「その限界」という観点から捉え、理論・政策・歴史という三つの専門分野から総合的に考察する力を養います。一方、現代経済デザイン学科では、「市場の限界」に起因する現代的な諸問題を公共・地域という二つの専門分野から捉え、それを解決するための新たな制度を設計(デザイン)する力を養います。両学科のカリキュラムには、それぞれ、「『理論』を現実のものとして理解する」ため、逆に、「『現実』を理論をもとに理解する」ために実践的な科目を置いています。経済学科では、各産業界で活躍している方を講師に招いて開講する「産業論」、現代経済デザイン学科では、専門家・実務家を講師に招いて開講する「公共地域政策論」、「経済・金融事情」や、「フィールドスタディ」、「フィールドワーク」などの実習科目がそれにあたります。経済学は「机上の空論」と言われることがありますが、これらの科目を通して「実学としての経済学」に触れてもらいたいと思います。

近代経済学の形成に大きな影響を与えたイギリスの経済学者マーシャル(Alfred Marshall)が、ケンブリッジ大学の教授就任講演で述べた次の言葉があります。

cool heads but warm hearts(冷静な頭脳と温かい心情)

本学の経済学部での勉学を通してcool heads(冷静な頭脳)、そして、私たち教員や友人との交流を通してwarm hearts(温かい心情)、すなわち、「知性」と「社会に貢献できる行動力」を培って頂きたいと願っています。

学部の沿革

1874年
青山学院創立
1894年
青山学院普通部高等普通学部発足
1916年
青山学院高等学部実業科発足(経済学部系の萌芽)
1935年
青山学院高等商業学部発足
1949年
新制青山学院大学発足 商学部商学科誕生
1953年
商学部を経済学部に改組
経済学科、第二部経済学科、商学科、第二部商学科を設置
大学院に経済学研究科を設置
1966年
経済学部の再編により、商学科・第二部商学科が経営学部として独立
2008年
現代経済デザイン学科を設置、それに伴い第二部経済学科を募集停止
大学院に公共・地域マネジメント専攻を設置