その他のコンテンツ

経済学部 学生記者クラブ

八代美鈴さん(2003年経済学部卒業)

6月15日(水)に青山学院大学経済学部の卒業生で、現在NHKのディレクターである八代美鈴さんにお越しいただき、私たち経済学部記者倶楽部に向けて大学時代のこと、お仕事のことなどのお話をして頂きました。

進路のこと〜経済学部を選んだ理由〜
高校時代にある一冊の本に出会う。「地球家族」というその写真集には、家の中にあるもの全てを家の外へ持ち出して撮影された世界30カ国の平均的な中流家庭が紹介されている。家財道具であふれかえっている国もあれば、生きていく上で最低限のものしかない国があり、同じ地球上で色々な暮らし方があることを感じることとなる。そこで、まだ自分の知らない世界を学ぶために世界共通のものを“お金“と考えた。そのお金の流れを勉強するために経済学部、中でも国際色豊かな青山学院大学を進学先として選んだ。

大学生活
photo017その写真集がきっかけで開発経済に興味を持つことになった八代さんは大学入学後にAIESEC(アイセック)というサークルに入る。このサークルは国際問題やリーダーシップに興味を持つ大学生を中心に運営され、青学を含む日本の大学はもちろん海外の大学ともネットワークを持ち、海外でのインターンシップ事業などを行っている。学生時代は休みがあれば海外旅行に行きながらも、このサークル活動に力を入れて取り組んでいた。
そして、この青学のサークルのメンバーが毎年参加していたNHK国際放送局でのアルバイトをきっかけにメディアやマスコミに興味を持つようになったという。

就職、進路
大学を卒業後ももっと勉強したいと思う気持ちも強くあり、大学院の進学や、就職先として国際機関も考えはしたものの、NHKでのアルバイトの経験から、テレビを通じて伝えたい、働きながら何か貢献したいと思いNHKへの就職を決める。数ある職種でも、様々な分野の事に取り組め、記者の様な専門性を求められないディレクターを選んだ。

社会人になって
NHKは全国に支局を持つことから、採用者は300人と他のテレビ局に比べて多く、入社後1ヶ月間の研修を終えるとそれぞれ地方へ配属される。八代さんは福岡放送局への配属となり初めて地方での生活を体験。不安も多く、東京に比べれば支局は社員数も少なかったが逆に職場は家庭的な雰囲気で、東京ではわからなかった“人と人とのつながり”を強く感じることが出来るなど貴重な経験となった。
2年前から東京に戻り、現在は朝のニュース番組「おはよう日本」(平日午前4:30〜8:00放送)のディレクターとして120人のスタッフと共に働いている。番組の視聴率は13%前後(約228万世帯が見ている計算)と大きい数字であるからこそ、1つ1つのミスが全体のミスとして“視聴者”であるお客様からの信頼をなくすことにつながる仕事でもある。また、事実を正確に、双方の意見を偏りなく伝えなければならないことも大変だが、実際の放送時間の何倍もの時間のテープを使って、長期間のインタビューや取材を重ねた結果完成した番組をよかったと言ってもらえるときは、やはりやりがいを感じることが出来るし、取材を通じたお話を伺って多くの人との出会いも楽しいことの一つだそう。
実際に八代さんが企画・取材されたドキュメンタリー番組を、取材中のエピソードも織り交ぜながら見せていただきました。また、私たちの質問に対しても一つ一つ丁寧なお答えで、先輩として様々なアドバイスをいただきました。今回は自分自身にとっても報道に携わる方のお話を聞けるという、とてもいい機会であり、改めて経済学部を卒業された先輩が幅広く様々な場所で活躍されていることを感じることが出来ました。

(インタビュー&文:I.Miho)