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経済学部 学生記者クラブ

瀧本淳志さん(1999年経済学部卒業)

8月1日(日)に青山学院大学経済学部の卒業生で、現在 株式会社帝国データバンク産業調査部にお勤めの瀧本淳志さんにお越しいただき、経済学部記者倶楽部の記者に向けて大学時代のこと、お仕事のことなどのお話をして頂きました。

Q 貴社はどのような会社ですか?
photo026A 当社の業務は学生の方にはかなり馴染みが薄いと思いますが、企業の信用を調査している会社です。お客様より調査依頼を受けて対象となる企業の調査を行い、「信用調査報告書」という30〜40頁ほどのレポートにして報告する仕事を行っています。第三者の立場として企業が健全な経営活動を行っているか主に支払能力があるかどうかについて100点満点で評点をつけています。また調査して集めた企業の情報等をデータベース化しており、現在約130万社のデータについて金融機関をはじめとする多くの企業様にご利用頂いています。

Q 現在はどのような仕事をしているのですか?
A 私は現在入社11年目で、7年間データベース関係の仕事に携わってきました。その後現在の産業調査部に異動して4年目です。今の仕事は各企業様の信用調査では解決できない課題についてオーダーメイドでマーケティング調査などを企画しています。そのため実際に企業様に赴いてお話を伺いますが、比較的若い企業などでは代表の方にお会いもします。今の時代はインターネットなどで多くの情報を集めることが出来ますが、実際に足を運んでみないとわからないことも沢山あります。信用調査では勿論事前情報としてインターネットなどでHPを見て行くこともありますが、この実際に現地に足を運び自分の目と耳で確かめるという「現地現認」は当社のポリシーであり、汗をかいて情報集めをすることが非常に大事だと思います。

Q 経済学部で学んだことは仕事に役立ちますか?
A 経済の話はビジネスをする際に基礎となり、取材させていただく相手の方と良い関係を築くことができます。私の場合は仕事上、会社の代表や部長など年上の方々とお話を伺う機会が多々あり、その基礎があるとスムーズに話が進みます。また、初対面の方にお話を伺う際は経済の話がきっかけとなる場合もあります。そういった意味でも経済学を学ぶということは社会に出るシーンにおいてアドバンテージを持つことができると思います。

Q なぜ経済学部を選び、今の仕事を選びましたか?
A 社会の仕組みを知りたいという気持ちがあったため、経済学部を選びました。経済学を学びながら3年生のゼミ選考時に産業組織論を学ぶ米澤ゼミに入りました。米澤ゼミでは企業活動を調べ、外部環境の変化や企業の特色がどのように株価が変動するかという勉強をしていました。そこで企業活動について調べることに興味を持ち、将来そのような仕事に就きたいと思い、今の会社へ就職することを決めました。

Q 学生時代に力を入れたことは何ですか?
A 大学時代は出来る限りいろいろなことに取り組んでみました。特にスポーツではスキーに力を入れて取り組みました。スキー場に通い練習し、その成果を学生大会などで試していました。また見聞を広めるために積極的に海外へも行きました。大学4年生の夏にカリフォルニア大学サンディエゴ校のサマースクールに参加をしました。そのプログラムは教室での授業だけでなく、外に出て社会見学することも多く、裁判所やゴルフメーカー、港湾事業などを見学しました。実際使われている英語に肌で触れる機会が沢山ありました。世界中から生徒が参加していたので、いろいろな考え方を知ることができて良い経験でした。

Q 今思う学生時代もっとやっておけば良かったことや、学生に対するアドバイスはありますか?
A 知識を広げるために勉強も重要だと思います。しかし、こう振り返ってみると勉強以外の時間が非常に大事だと感じます。社会人になって思ったことですが、この学生時代の時間を有効につかってもらいたいと思います。
アドバイスとして学生時代は勉強だけでなく、それ以外のことにも力を注いでほしいです。例えば海外に行き日頃出来ない経験を積むのもよいと思います。学部を超えて多くの友人を作ることも大切です。そのような意味では様々な事にチャレンジして欲しいです。チャレンジする中で困難に立ち向かった時、乗り越えるために考える力が身に付きます。それが社会に出た時に役立ってくると思います。

Q 社会に出て大事だと思うことは何ですか?
A 「段取り」だと思います。それは知識よりも「取りまとめる力」や「説明する力」が大事ということです。つまり相手に何をどのように伝えて、何を得るのかを事前に整理し準備を行い、実行に移すことが大切だと思います。

Q 青学生の他大生との違いは何ですか?
A 私が思う青学生の特徴として、ひとつの事を深く掘り下げて知っているよりは、浅くても幅広く色々なこと知っていることだと思います。また青学生に対する周りからのイメージは、いまだに英語が出来てオシャレだという目で見られやすいです。しかしそうした評価は外れていないと思います。幅広く色々なことを知っているからそのように見られるのだと思います。また、幅広く知っていることは、そこからひとつを掘り下げて色々と考えることも出来る可能性があるといえます。青学生は既存の枠を超えて企画する力があると思います。青学生にはより多くの場で活躍してほしいです。

取材を終えて
終始非常に丁寧にかつ分かり易く私たちの質問に答えて頂きました。時間を有効的に使うことなど、学生ではあまり気づかない大事なことを教えて頂き、これから社会に出る私達にとっては非常に有意義な時間でした。また瀧本様のように社会に出て活躍していらっしゃるOBの方を見て、後に続き活躍したいと強く思うようになりました。

(インタビュー、文&写真:O.Motomasa・I.Miho)