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経済学部 学生記者クラブ

2010年11月24日 ANAインターンシップ成果報告会

photo038青山学院大学・ANA総合研究所・熊本県宇城市(*)が協同して地域活性化に取り組む産官学連携プロジェクト、ANAインターンシップ。2010年度は「宇城市における高齢者が主役の地域づくりにおける協業」を課題に、経済学部の3年生10名が参加しました。事前学習会(3回)、8月30日〜9月1日のフィールドワーク、グループワーク(2回)を終え、2010年11月24日に成果報告会が行われました。

今回は参加者の一人である岡沙緒理さんに、成果報告会後お話を伺うことができたのでご紹介します。

・インターンシップに参加した理由を教えてください。
「地域活性化という今までの自分に全く馴染みのなかったことを考え、成長したいと思ったからです。また、ANA総合研究所の方、宇城市の方、初対面の学生といった今までゆかりのなかった多くの人達と出会えることも参加の理由となりました。」

・岡さんが提案する地域活性化策「町の景観のルールづくり(花を植える)」について。
「値段が高いですが、宇城市の特産品である洋蘭やシクラメン、4月に開催される宇城市フラワーフェスタを彩るペチュニアなどを、松合の道脇に花を植えるというものです。
実際に町並みを歩いてみて、白壁の建物の白と茶色といった印象が強く頭に残りました。町並みに華やかな色の印象はなく、草花が少ないと感じました。花を植えることで、人の心を温かくするようなほっとする景観になるのではないかと考えました。」

・ANAインターンシップ成果報告会を終えて
「報告会では、花が一輪あるだけで人の心をほっとさせてくれる、ということに共感していただけたことが非常に嬉しかったです。また、花が綺麗に咲き、洋蘭の名産地でもある宇城市を撮りにテレビ局が訪れることも期待できると、自分が考えられなかった先のことまでコメントしていただき、とても参考になりました。
最初は自分の成長のために参加したインターンシップでしたが、実際に宇城市を訪れ、現地の温かい人々に触れることで、本当に宇城市の皆さんの幸せを願うようになりました。自分が地域活性化に貢献できるのかと悩んだ時期もありましたが、自分が考えられることを精一杯やろうと努めました。結果、少し自分自身成長することができ、良い経験となったと思います。このインターンシップに協力してくださったすべての方々に感謝で一杯です。宇城市の地域活性が良い方向に向かうことを心から願っています。」

・お話を伺って
photo039成果報告会では、他にも「松合だご汁部の結成」「道の駅の活用」「JFAアカデミーによる地域活性化」などユニークな案が発表されました。岡さんの提案した「花を植える」という案も、大々的に行えばマスコミにも取り上げてもらえるのでは、と高い評価を受けました。私は成果報告会に参加して、実現可能かどうかももちろん大事ですが、何より自分で考えて一つの形にしてみることの大切さに気付きました。
また、私は現地でのワークショップの写真を見て、色々な体験をする学生の姿から強い緊張感を感じました。それは、今まで体験したことのない新しいものに対する好奇心と不安が混ざったようなものです。それぞれ地域には違った魅力があります。地域活性化を考える際、まずは地元のよさを知るためにも、迎える側の努力だけではなく、訪れる側の私たちが一歩踏み出す勇気が必要なのかもしれません。ANAインターンシップに参加した10名は、宇城市の魅力をはじめ、私が知らない「何か」を確実に知っていました。

(文:E. Eriko、写真:S. Oka)

(*)熊本県宇城市は、平成17年1月15日、旧宇土郡三角町、不知火町、下益城郡松橋町、小川町、豊野町の5町が合併して誕生した新しい市です。