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学部長メッセージ「卒業生のみなさんへ」

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 はじめに、東北・関東大震災により被災された皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧と、皆様のご無事を心からお祈り申し上げます。

 本来であれば、卒業式は晴れやかで誇らしい式典となるはずでした。しかし、この3月11日の東北地方太平洋沖地震・津波、その後の原発事故の影響は、当該地域に甚大な被害をもたらすと同時に関東地域の電力の計画停電などに及び、多数の人々の生活や経済・経営活動を混乱に陥れております。交通事情も例外ではありません。そのためみなさんやご父母、ご家族、保護者の方々などの安全確保の観点から大学としての卒業式典を行わないことにいたしました。

 そこで、このような変則的な形ではありますが、みなさんに卒業のお祝いの言葉を申し上げることになりました。みなさん、ご卒業、本当におめでとうございます。こころよりお慶びを申し上げます。

 みなさんの大学での努力が、本日、見事に「卒業」という形で結実しました。それにはご両親、保護者などの方々の温かい支え、諸先生方の親身な指導、職員の方々のサポートなど、さまざまな応援があったことも忘れてはなりません。

 みなさんは青山学院大学経済学部を本日卒業し、今後、それぞれの道を歩んでいくことになります。それらの道は決して平坦ではないでしょう。しかし、それにくじけることはないと信じます。青山学院大学経済学部で、みなさんは多くの授業を通してさまざまなことを学び、高校時代とは異なり、現実を切り開く答えが必ずしも一つではない、あるいは見つからないこともありうることを多く学んだからです。

 また、みなさんはサークルや部活動などを通じて、さまざまな方々と出あい、友達がたくさんできたことと思います。大学時代の友達は一生の財産だといわれることがありますが、実際、私の場合も、大学時代の友達とは長く深いお付き合いが続いています。

 私は自分の卒業した大学に数年前に久々に行きましたが、大学の構内に入るだけで、なつかしい大学時代のことを思い出します。みなさんも、渋谷や表参道に来る機会がありましたら、是非、キャンパスを覗いてみてください。時間がたてばたつほど、みなさんが青山学院大学経済学部を通して多くのことを学んだこと、目に見えないけれども大事なことが多くあることを学んだことに、強く深く気が付くことと思います。

 先に述べたような未曾有の地震・津波・原発事故の影響は東北・関東地域だけでなく日本全体におよび、「がんばれ、日本」と世界から励まされています。みなさんもお互いにそして周りの人々を励まして、「知の塩、世の光」の意味を実感し体現する青学OB・OGとして人々に愛されるようになることを期待します。